VOICE OF VILLAGE

RSS

Feb 3th, 2015|Nakamura

DAIMON SNOW PARK

DCIM5801.JPG
寒いですね!
VILLAGEは中島町でLINEという店名で開業して1年半後の1988年3月に松風町へ移転、
その時にVILLAGEと店名を変えてスタートしました。

その頃の松風町は
往事の賑わいは すでに無いものの、まだまだ老舗が並び
1階はもちろん、2階にもレストランや喫茶店があり、空き店舗は無かった状態です。

たまたま火災全焼で新しく建てられたテナントビルの2階、10坪の空間が空いていて
そこへ入居しました。
周辺は坪2万~3万の時代です。
この2階の12万の家賃が 当時は魅力。
隣には「のざわ」っていう果物屋さん、裏には「りんさん」
「ての字寿司」や アクセサリー雑貨の「さかいや」さんなどがあった時代です。

そこへ26歳の自分が 勇んでやってきたわけです。
何もわからないまま 「隠れ家」のように ひっそりとやりたいという
「繁華街」で「隠れ家」という矛盾を若者は夢見たんですね。

引越し当日、周りの店舗が閉まったころの時間に
歩道を車で走り、店の入り口に横付けして 荷物を下ろしていたら・・・
「オマエ!!! 何を考えてるんだ!! 歩道へ車を入れるな!!!この歩道はな・・・」って
大声で怒鳴られました。当時の有名老舗店の社長です。
あわてて 車をよけて 謝って、
以降・・・日々、顔を会わせるたびに 謝ってましたね。
「大門・・・おっかね~」みたいに 思って。

当時は起業家なんてコトバはないし、あったのは「暖簾わけ」と「脱サラ」。
何もわからないけど
棒二の前で カッコイイちらしを配って、アメリカの服を売ってました。

そしたら
向かいの 老舗化粧品店の社長が 声をかけてくれて
たくさんの質問攻めにあい、それに答えてるうちに気に入ってくれて
しょっちゅう長電話・・・の仲に。

その隣の婦人服店のご夫婦は 時々、二人で買い物に来てくれて、応援してくれました。
その隣のソフトクリームの有名店では 社長がいつも機嫌よくあいさつしてくれて、
その隣の婦人服店の社長は カジュアルの歴史を いろいろ教えてくれて

いきなり怒った 有名老舗店の息子さんは
自分をモーリって言う喫茶店へ連れて行き、いろんな人を紹介してくれて・・・

意外に大門皆さん、暖かくて・・・ 過ごして来ました。
dsp4.jpg
http://blog.chillnowa.com/?cid=35344
何を急に?って思いますよね。
最近、大門のグリーンプラザでDAIMON SNOW PARKっていうのをつくって
大門を活気つけたいって 身銭を切って
街中雪遊び場を作ってる連中を見てると 松風町に来たころを思い出します。
皆、話すと繊細で 礼儀正しい人ばかり。
そして 熱い。

たいしたことは してあげられないけど
がんばっていれば マーケットもまわりもわかってくれるハズ。

アノ頃の自分に比べたら、
皆さん 大人ですよ。
がんばってほしいと願ってます。

では!